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【岩手県釜石市】かまいしDMC

「魚のまち」と呼ばれた所以は…?
親潮と黒潮が交錯する「世界屈指の漁場、三陸漁場」
釜石漁港は三陸沿岸の漁業の中心であり、北洋サケ・マス水揚げの指定港。
魚市場、製氷・冷凍・缶詰等の工場や県立水産技術センターが立地。

「ラグビーのまち」と呼ばれた所以は…?1
1980年代初め釜石市が「ラグビーのまち」として全国に広く認知された。
その由来は全国に名を轟かせた「新日本製鐵釜石製鉄所ラグビー部」の存在。
1985年 日本ラグビーフットボール 選手権大会で7連覇。

ところが・・新たな製鉄所(東海・君津)の建設や合理化とともにその規模は縮小を続け、1989年(平成元年)に釜石製鉄所の高炉の火は消えた。
近年の気候変動などに伴う漁業不振(サケやスルメイカ、サンマなど主要な魚種の水揚げが激減)。

1993年以降チームは低迷し、2000年の入替戦に敗れ、ついに下部リーグへ降格。「ラグビーのまち」の歴史が途絶えそうになったが、新たに「釜石シーウェイブス」として再出発。そして現在まで、釜石ラグビーの伝統と誇りが脈々と受け継がれている。




最近の観光を取り巻く状況は・・・「発地主義→着地主義」へ変化を遂げた。

〈来訪者の目的〉
・「海」、「海産物」を目当てにした来訪が多い。
・「街並み」を目的とした来訪も前年度同様多い。

〈宿泊者の目的〉
「地元食材を使った食事」を楽しみに宿泊する来訪者が最も多い

〈かまいしDMCのマネージメント〉
一般顧客・・・海産物や海を見に来る、内陸からの観光客
→新聞、テレビ、SNS等によるプロモーション

特別顧客・・・首都圏の企業研修・ワーケーション、ラグビー
→特別なマーケティングでの集客。管理する顧客。

さらに細分化をすると・・・

特別顧客(日本人)・・・首都圏の企業研修・ワーケーション、ラグビー
→特別なマーケティングでの集客。管理する顧客。
特別顧客(外国人)・・・防災、ラグビー、アドベンチャーツーリズム〉特別なマーケティングでの集客。管理する顧客。

発地主義の最大の利点は、地域側が呼びたい顧客を呼び込めること。

受賞テーマ:観光教育推進による地元への愛着醸成
(概要)釜石は、2011年の東日本大震災から復興を続けているものの、人口減少に伴い、産業の担い手不足が深刻な問題である。また、若い世代を中心に、地域の産業や魅力を知る機会が少なく、地元に対する愛着の低下が課題となっている。このような中、釜石は、地域の魅力や産業の未来を学ぶ観光教育を地元学生に対し実施した。観光教育推進の中心的な役割を担うDMOは、地域の各産業のキーマンをメンバーとするネットワークを構築するほか、地域産業をテーマとした観光教育プログラムを設計・実施し、学生の地元への就職といったキャリア形成を考えるきっかけを創出した。この釜石の観光教育の推進は、日本国の観光庁により評価され、日本における3つのモデル地域のひとつに選出された。さらに、学生の地域に対する愛着は高まり、地元に対して行動する意識も高まった。

〈担当者インタビュー〉

河東 英宜

かとう ひでたか

株式会社かまいしDMC代表取締役

一般社団法人持続可能な観光推進協議会代表理事

株式会社かまいしDMC代表取締役。

『地球の歩き方』を発行する出版社勤務を経て2017年(株)パソナグループ入社。

投資政策委員会事務局にて地方創生事業に取り組むなかで、

2018年4月(株)かまいしDMC設立に出資参加。

自走型DMOを実践し、2021年に第13回観光庁長官表彰。

2023年には2度目の観光庁長官賞を受賞。

サスティナブルツーリズム(GSTC)の基準を地域運営に取り入れ、

世界の持続可能な観光地100選には7年連続選出されている。

2021年より、観光庁「地域周遊・長期滞在促進のための専門家」。

岩手県観光協会(DMO)専門家アドバイザー。

Q.趣味や特技、休日の過ごし方を教えてください。

A.漁業に関心があり、漁業権も取得しました。兼業漁師です。

Q.好きな食べものや飲みものを教えてください。

A.日本でも海外でもその土地のものが好きです。

クラフトコーラ、地産ワインもいいですね。

Q.どんな幼少期でしたか?生い立ちを簡単に教えてください。

A.山や川、海で遊んでいたような気がします。

Q.どんな学生時代でしたか?

A.アルバイトで社会経験を積んだかも?

Q.今のお仕事に就くまでの経緯を教えてください。

A.新卒で出版社に入社。47歳でパソナグループの地方創生ファンドに転職。

 48歳で地域DMOを起業。

Q.今活動している地域と関わることになったきっかけは?

A.出身地。

Q.今はどんなお仕事をしていますか?

 分かりやすい言葉で、なるべく具体的に教えてください。

A.観光地域づくり会社(DMO)の運営。

地域を盛り上げていくのに誰に来てもらいたいか、どうやって地域に来てもらうかを地域で話し合い、実践。あわせて地域の消費額をアップさせるために、特産品の販売も行っています。

Q.今活動している地域の、観光面での特徴と課題を教えてください。

A.

特徴:特徴ある観光地や宿泊施設がない

課題:ターゲットとする外国人観光客を呼び込み切れていない

Q.「持続可能な観光」のためにやっていることを教えてください。

A.GSTC基準への対応

 グリンキーの取得

 脱炭素先行都市への選定

Q.あなたが活動している地域は、どんな人におすすめですか?

 (具体的な方が読者に刺さりやすいです)

A.みちのく潮風トレイル(八戸~相馬まで約1,000キロ)コースの一部に釜石はあります。

 コロナ後、欧米系外国人の方に人気です。

Q.最後に、読者へメッセージをお願いします。

A.持続可能な観光に関心を持ってもらえたら嬉しいです。
ぜひ、釜石市に旅行やワーケーションでお越しください。

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