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【長野県千曲市】信州千曲観光局

戸倉上山田温泉の歴史

戸倉上山田温泉地区は、明治元年(1868)に千曲川左岸の河原に温泉が発見され、明治26 年(1893)に戸倉温泉、明治36年(1903)に上山田温泉が開湯された。その後、千曲川右岸 に新戸倉温泉が開湯された。これらの温泉を総称して「戸倉上山田温泉」と呼んでいます。

戸倉上山田温泉の最盛期は昭和48年(1973)頃で、宿泊者数が年間100万人ほどあり、長 野県内では、上諏訪温泉(諏訪市)や浅間温泉(松本市)、湯田中温泉(山ノ内町)などとと もに団体旅行で賑わいをみせていた。旅館やホテルの多くは、その頃に建替えられた建物が多く、昭和 のイメージが残る温泉街となっています。

戸倉上山田温泉街の一画にある笹屋ホテル別館は、昭和7年(1932)に建てられた建物 で、帝国ホテル設計者のフランク・ロイド・ライトの弟子である建築家遠藤新(えんどうあらた)の設 計による木造和風旅館建築である。畳式の座敷と一段下がった椅子置きの広縁から庭に至る客 室構成は、後の旅館建築に大きな影響を与えた。現在登録有形文化財となり、志賀直哉が逗 留し「豊年蟲(ほうねんむし)」を執筆したことから「豊年虫」と名付けられ、客室として使用されてい る。ほかにも、木造2階建の旅館建築が温泉街に点在しており、昭和のイメージが残る温泉街を 形成しています。また、温泉の歴史と共にに芸妓文化も100年以上継承されている長野県内で は唯一のエリアとなっています。他にも温泉街には歴史あるスナックや射的場等が立ち並ぶ、懐かしい昭和レトロな街並みです。

〈担当者インタビュー〉

小沼 浩栄

一般社団法人 信州千曲観光局 専務理事 

2024年GSTCサステナブルコーディネーター認証取得

峠の釜めし 荻野屋にて22年勤務。2020年6月に信州千曲観光局 専務理事として着任。2022年に候補DMOから登録DMOへの認証取得。3年連続「NEOネオン」プロジェクトで観光庁からの補助金を獲得しながら事業を推進し、2024年にグリーンディストネーションズ グッドプラクティスTOP100に選出される。現在は、多様な合意形成を得ながら「戸倉上山田まちづくりプロジェクト」を立上げ、持続できる観光地として機能する観光地域つくりを進捗させている。

Q.趣味や特技、休日の過ごし方を教えてください。

A.旅行・食べ歩き

 自分が楽しむことを主においていますが、どうしても観光視点が抜けず、先進地域のイン プットが多くなります。

Q.好きな食べものや飲みものを教えてください。

A.行った地域のものを基本的に楽しみます。また、お酒もそれにあわせます。

Q.どんな幼少期でしたか?生い立ちを簡単に教えてください。

A.親は共働きでほぼ放置であったことと、自然しかなかったので、身近にある環境で遊ぶ想像力はついたと思います。

Q.どんな学生時代でしたか?

A.一般的な田舎の学生でした。高校時代に生徒会長をしてました。

Q.今のお仕事に就くまでの経緯を教えてください。

A.荻野屋では佐久店でGM、横川店GM兼営業統括部長。地域のコンテンツを磨き上げながら旅行会社からの観光誘致を実施。

Q.今活動している地域と関わることになったきっかけは?

A.前職の関係者から、現地域の前市長が専門職として来てもらいたいとオファーをもらって。

Q.今はどんなお仕事をしていますか?

 分かりやすい言葉で、なるべく具体的に教えてください。

A.観光地域づくり法人の運営。

 地域の観光分析とそれによる域内消費額向上の中長期計画と戦略の策定。

 計画・戦略策定に基づいた具体的事業の具現化と、事業の運営管理を併せて行っていま

 す。

Q.今活動している地域の、観光面での特徴と課題を教えてください。

A.

特徴:県内屈指の湧湯量と泉質を誇る戸倉上山田温泉は、関東・中京・北陸などからのアク   セスもよく、130年を超える歴史や飲食店などの観光受入態勢は整っている。

課題:行政・観光関係者・事業者のトレンドへの対応がアップデートできておらず、後継者   問題も抱えている状況。

Q.「持続可能な観光」のためにやっていることを教えてください。

A.「戸倉上山田温泉まちづくりプロジェクト」の立上げにより、現状ナイトコンテンツのみ

 に特化した誘致体制となっているため、ターゲットの裾野を広げることを目的とした、昼 間も街歩きできる温泉街とすることを主題におき、不動産所有企業や金融機関との合意形 成を行い新たな人材が流入できる街つくりの推進。

 GSTCの概念を行政・地域事業者に理解してもらうためのセミナーの実施や、これに基 づいたエリア関係者のシビックプライドの醸成。

Q.あなたが活動している地域は、どんな人におすすめですか?

 (具体的な方が読者に刺さりやすいです)

A.昼も夜もどんな人が来ても普通に受け入れる人が多く、それも一つの地域の財産になって います。ありのままの自分を出せる長野県ではあまり例をみない地域になっていると他地 域から移住した自分が一番実感しているところでもあります。

 一度来訪いただき、是非このエリアで様々な実体験をし、現場を味わっていただきたい。

Q.最後に、読者へメッセージをお願いします。

A.観光地再生に興味のある方、自身の想像する観光地を形にしたい方に最適な街ではないかと自負しています。先ずは、現場を知らなければ一歩踏み出せないので、現場「戸倉上山田温泉」でお待ちしております。

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